病気について
- 耳の病気
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耳あか
多くは自然に排出されますが、耳あかがたまりやすい体質の方や、ご自身での耳掻きの際に奥に入り込んでしまった場合は、難聴の原因にもなりますのでこちらで除去いたします。
外耳炎、外耳道湿疹
耳掃除をしすぎる方や、アレルギー体質の方がなりやすいです。塗り薬を塗布、内服加療を行います。
中耳炎
風邪や鼻炎を契機に、耳痛、発熱、耳閉感といった症状をきたす急性中耳炎。
鼓膜の裏に滲出液がたまり、耳閉感をきたす滲出性中耳炎。
鼓膜に穴があいていたり、長い経過で中耳の炎症を引き起こす慢性中耳炎。
それぞれの病態に合わせて治療を行います。耳管狭窄症
耳と鼻とをつなげている管を耳管といい、その機能が弱っていると難聴の原因になります。
鼻から耳に空気を通す耳管通気療法などを行います。
(耳管通気療法についてはこちらのページでも詳しく紹介されています。)めまい
疲れ、ストレス、運動不足などがきっかけで起こります。耳の中の三半規管の問題のことが多いです。内服加療と安静、長引く場合はリハビリが必要です。
突発性難聴
急にきこえが悪くなる原因不明の疾患です。
内服加療を行いますが、重症の場合は連携している病院を紹介させて頂くこともあります。メニエール病
めまいと難聴を長い年月繰り返す疾患です。
軽症の方はストレスがかからない生活を送ることで発作を予防できますが、重症の場合は内服加療でコントロールする必要があります。 - 鼻の病気
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アレルギー性鼻炎、花粉症
ダニや花粉などのアレルゲンに対して敏感に体が反応しすぎる病態です。原因を突き止め、予防対策が大事です。内服、点鼻薬、点眼薬、アレルゲン免疫療法など相談の上治療を行います。
(アレルゲン免疫療法ついてはこちらのページでも詳しく紹介されています。)急性副鼻腔炎
風邪をひいた後などに黄色い鼻水、頭痛、鼻づまりなどが続きます。多くは内服加療で治ります。
慢性副鼻腔炎
長い間、黄色い鼻水、鼻づまり、のどのつっかえ感などが続きます。内服加療を行いますが、手術を行う場合もあります。
嗅覚障害
副鼻腔炎や風邪が原因になることが多いです。点鼻療法や内服加療を行います。
鼻たけ(ポリープ)
多くは慢性副鼻腔炎が原因です。鼻をふさぐほど大きい場合や、腫瘍が疑われる場合は手術を行うことがあります。
鼻出血
鼻血のほとんどは鼻の入り口付近の傷から出ます。風邪や花粉症など鼻水、鼻のかゆみの症状がある時は、鼻をさわる機会が多くなり傷つきやすくなります。原疾患の予防と治療を行い、場合によっては麻酔の薬をつけた後に電気を使って傷をふさぐ処置を行います。
- のどの病気
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急性咽喉頭炎
多くはウィルスの感染によりおこり、のどの痛み、声のかすれ、痰、咳などをきたします。内服、吸入療法を行います。
扁桃炎
のどの痛み、発熱といった症状が上記疾患より強く現れることが多く、点滴、入院加療になることもあります。
アレルギー性咽頭炎
のどのかゆみ、イガイガ感、痛み、咳などをきたします。治療はアレルギー性鼻炎に準じて行います。難治性の場合は、吸入薬を使用することもあります。
気管支喘息
咳や痰、呼吸困難といった発作を繰り返す疾患です。多くはアレルギーが関連していると言われています。副鼻腔炎を併発することもあります。
逆流性食道炎
胃酸がのどに逆流し、慢性的なその刺激によってのどの異物感、咳といった症状をきたします。喉頭に肉芽腫といった腫瘤ができることもあります。胃酸を抑える内服薬が効果的です。
咽頭癌、喉頭癌
のどの異物感、声のかすれ、食物がのどを通りにくいといった症状が続く場合は、のどを喉頭内視鏡を用いて念入りにチェックいたします。
- その他の病気
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頸部リンパ節炎
多くは風邪などの上気道炎が関連しておこります。
繰り返したり、腫れが長く続く場合は精査が必要です。甲状腺疾患
前頸部(首の前方、喉仏のあたり)が腫れた場合は、甲状腺の炎症や腫瘍の可能性があります。
甲状腺ホルモンの機能は、血液検査で調べることができます。おたふくかぜ
耳の下や顎の下にある唾液腺が片側もしくは両側性に腫れるウィルス感染です。2~9歳のお子さんに多いです。
発熱や痛みを緩和させる対症療法を行い、症状が回復するのを待ちます。まれに 髄膜炎や精巣炎、難聴などの合併を引き起こすことがあるので注意が必要です。睡眠時無呼吸症候群
いびき、睡眠中の不規則な呼吸のリズムがある場合に疑われます。放っておくと、成人病のリスクが高まったり、日中の眠気がひどくなり居眠り運転の原因になることもあります。
(睡眠時無呼吸についてはこちらのぺージでも詳しく紹介されています。)顔面神経麻痺
顔の動きが悪くなったり、味覚障害をきたす疾患です。内服加療を行いますが、場合によっては連携している病院を紹介させて頂きます。
顎関節症
あくび、大きく開口した後に起こりやすいです。顎関節が耳のそばにあるので、耳の痛みとして感じることが多いです。顎の安静と内服加療にて経過をみます。